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もはや時代遅れ?体育会系が就職生じるデメリットと有利に活かせるポイントとは?

日本では、昔から軍隊の名残が強い企業・部活が多く、上下関係や規律の厳しさが当たり前とされてきました。

現在も体育会の部活で活動してきた学生を優先して採用したり、昔の名残を引継いでいる企業もあります。

しかし、時代が進むにつれて「体育会の部活に所属しているだけで就活が有利になる」とも言えなくなってきました。

本記事では、体育会系がもたらす就職へのデメリット・今でも有利に活かせるポイントを解説します。

体育会の部活に所属している学生や、体育会出身の社会人の方はぜひ参考にしてみてください!

体育会系が就職に有利と言われてきた理由

昔から体育会系出身は、多くの企業に重宝されてきました。

有名大学で体育会の部活に所属していると、大手企業への就職もそう難しくない時代だったのです。

では、なぜ今まで体育会系が就職に有利と言われてきたのでしょうか。

上下関係を経験している

体育会系の部活に所属経験のある人は、先輩に対する礼儀や後輩に対する気遣いなど上下関係を経験しています。

特に強豪の部活であれば、厳しい上下関係の中で競技をやってきた人もいると思います。

日本では先輩を敬う精神が広く浸透しているため、上下関係を意識できる人材は重宝されやすいと言えます。

また、取引先とのコミュニケーションを取る際も、体育会部活で培った言葉遣いを活かせます。

理不尽な出来事にも耐えられる

体育会系の企業は、厳しい指導や上下関係をくぐり抜けてきた精神力に期待して体育会系出身者を採用します。

社会でも理不尽に感じることはあり、理不尽なことでも耐えられるメンタルを備えていれば体育会系企業に重宝されます。

ただ、理不尽なことばかり起こる会社はブラック企業の可能性が高いため、辛いと思ったら転職を考えるのも大事です。

上司の言うことには従順

体育会系出身者は、先輩や指導者の言うことには従順に動く習慣があるため、会社でも上司の言うことを素直に聞く人が多い印象です。

上司も後輩に仕事を教える教育係の立場でもあるため、早く仕事を覚えてもらえるように厳しく指導します。

体育会系出身は、多少理不尽な教え方をされても耐えられる印象が強いため、素直に従ってくれるのも体育会系を採用する理由です。

現代の体育会系が就職で生じるデメリット

昔は体育会出身というだけで欲しがる企業は多くありましたが、現代では体育会出身だけでは簡単に採用されなくなってきました。

その時の景気にも左右されますが、確実に体育会だけでは自分が望む会社へは就職しにくくなっています。

では、現代社会が体育会に抱くデメリットを紹介します。

自己解決能力が育たない

体育会系の企業は「上司の言うことが絶対」の風習が強く、言われたことに対して従順に動くことが求められています。

しかし、言われたこと以外のことができなくなる可能性が高く、自分で考えて動く意識を弱らせる危険性もあります。

会社を大きくするには、自分で考えて動く人材が必要となるため、トラブルが起きた時に自分で解決できるような能力を育てることが大事です。

下が思った意見を述べられない

体育会系の会社は上司や先輩の言うことに従う風習が強いことから、後輩が上に向かって意見できる空気ではありません。

よっぽど精神力が強いか、学生時代から先輩に意見してきた人が会社でも遠慮なく意見できます。

上が言うことすべてに従順するのではなく、違うと思ったら意見してみるのも自分や会社にもプラスとなるでしょう。

現代でも体育会系を有利になる部分とは?

現代は、体育会系出身だけで就職しやすい時代ではなくなりつつあります。

しかし、体育会で身につけたもので就職後も活かせるスキルは多く眠っています。

では、現代でも体育会が就職で有利になる部分を解説します。

挨拶や相手への接し方

体育会の部活では、相手に対する挨拶をしっかりおこないます。

チーム内でも先輩や指導者に挨拶したり、相手に一礼してから試合開始するのが日課です。

会社でも上司に対して挨拶するのは日課となるため、学生時代から身につけた挨拶の習慣は活きるでしょう。

また、取引先や商談の際にも一番はじめの会話は挨拶となるため、日頃から挨拶する環境にいることは大事です。

上司の指示を素直に聞ける

体育会系の部活は、指導者や先輩の言うことに従わなければならない風潮が強く残っています。

そのため、就職しても上司の言うことに対して素直に従えるのも強みとなるでしょう。

特にチームワークを必要とする会社であれば、上司の指示を円滑に実行できるのもスキルとして求められます。

ただ、上司の言うことをすべて鵜呑みにして動くと、指示待ち人間になるリスクもあります。

言われたことに従いながらも、先輩の言っていることに間違いがないか自分で考えるのも重要です。

チームワーク力を活かせる

体育会系の部活にはチームスポーツも多くあり、チームワークを必要とします。

チームワークは試合に出場している全員が意識しなければならず、連携が重要です。

会社も社員同士の連携が強く求められ、会社を大きくするにも社内のコミュニケーションの円滑さも求められます。

体育会系では、チームメイト同士の連携が会社でも活きるのです。

体育会系が有利な業種

現代でも体育会系が有利となりそうな企業は存在し、昔ほどではないかもしれませんが体育会系の人材を求める企業もあります。

では、体育会系が有利な業種をいくつか紹介します。

銀行員

銀行は、昔から体育会系の気質が強く残っています。

特に営業部は体育会系色が強く、ノルマもあるため体力・精神力の両方が求められます。

融資や投資信託など取引先との円滑なコミュニケーションも必要であり、タフさが求められる職業です。

銀行が体育会系を好むのも、肉体的・精神的にタフなイメージがあるためと言えます。

ただ、銀行員は給料が高く、平均給与も600万円を超えることから高い給料がほしい人にも向いています。

参考:スタディサプリ「銀行員の気になる?年収・給料・収入」

運送業

運送業は長い間トラックを運転したり、荷物を運んだりと体力が求められる仕事です。

特に夏は体力の消耗が激しく、熱中症にならないように体調管理も徹底しなければいけません。

また長距離運転となる場合が多いため、長い時間運転できる体力も必要となります。

給与は平均420万円ほどで、運送業の給与低下も問題となっています。

参考:トラック運転手(ドライバー)の給料・年収をいろんなデータから紹介

建設業

建設業は、施工管理・土木・鳶・左官・設備などさまざまな業者が集って作業を実施します。

建設業には職人気質が多く、理論よりも感情が強い傾向のため、怒られてもブレない忍耐が必要です。

現場仕事は体力も必要で、暑い日での作業は特に体力の消耗が激しくなります。

また、納期までに作業を進めなければならないことから、作業ペースの調整も必要です。

作業自体をおこなう体力と、細かい作業部分や納期を意識することによる精神の両方が必要となる職業です。

看護師

看護師は患者さんの命を預かる仕事で、精神的なプレッシャーが強い職業です。

看護師は体育会系気質が強く、上司から厳しい指導や指摘を受けることもあります。

看護師として長く勤めるには、夜勤をこなせる体力・プレッシャーに耐えられる精神力が求められるため、体育会系での経験が活かせます。

化粧品関係

化粧品会社は一見華やかなイメージがありますが、女性が多い中で体育会系色の強い職業です。

たくさんの商品を運んだり、先輩後輩がはっきりしていることも多いため、体力と精神力両方が求められます。

もし美容業界を希望している人は、体育会系気質であることも前提として就職活動することも意識するようにしてみてください。

体育会系の経験は無駄ではない!

今回は、体育会系が就職生じるデメリットと有利に活かせるポイントなどを紹介しました。

現代は、体育会系優勢の時代ではなくなってきましたが、それでも体育会系出身者を求める企業もまだあります。

体育会系で身につけた礼儀や体力、精神力は決して無駄になりませんし、就職してからも活きてきます。

ただ、今後の時代は体育会系の部活に入っただけでは希望職種に入れることもなくなるでしょう。

学生時代にどれだけ会社に役立つスキルを身につけられるかが、就活を上手く進めるためのカギとなりそうです。